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2012年08月04日

日本の地熱発電

火山国の日本で地熱発電になぜ今まで力を注がなかったのか不思議だ。地熱発電を十分に活用して、原発を減らしてなくすことができれば、これに越したことはない。

●日本の地熱発電のポテンシャルは原発119基分に相当する?7月31日17時00分
提供:週プレNEWS
現在の日本の地熱発電は、エネルギーのポテンシャルの約1%しか生かせていないという
福島第一原発の事故以降、にわかに脚光を浴びる再生可能エネルギー(再エネ)。連日のようにメガソーラーや風力発電など再エネを利用した発電計画が報じられ、7月1日にスタートした固定価格買取制度も、普及への弾みをつけるものとして期待されている。

再エネにはさまざまなものがあるが、弘前大学・北日本新エネルギー研究所の村岡洋文教授は、こう断言する。

「太陽光、風力、バイオマス……再生可能エネルギーの中で、いま日本が最も開発を急ぐべきなのは、間違いなく地熱発電です」

しかし、地熱発電という言葉自体、国民にはなじみが薄い代物。そもそもどのような仕組みで発電するものか、村岡教授に解説してもらう。

「地熱発電にもいくつか方式がありますが、一般的なのは、地下2~3kmにある熱水たまりに向けて地上から井戸を通し、その井戸から出てくる蒸気の力でタービンを回し発電するものです。火力発電は石油や石炭を燃やして蒸気を起こしますが、その代わりに天然の蒸気を使うと考えればわかりやすい」

初めて営業を開始した岩手県の松川地熱発電所(1966年~)をはじめ、日本では現在、13ヵ所の事業用地熱発電所が稼働中だ。

固定価格買取制度で1kWh当たり27.3~42円(1kWh当たり42円の太陽光とほぼ同額)で電力会社が買い取ることが定められたのを受け、新規事業も立ち上がっている。出光興産など9社は、2020年代初めの開業を目指し福島県の磐梯朝日国立公園内に国内最大の地熱発電所を建設すると発表した。福島県の土湯温泉では、地元住民主導の地熱発電が早ければ来年秋に稼働予定だ。

順調に普及に向けて動き出したかに見える地熱発電だが、村岡教授によると、「現在の地熱発電の総量は54万kW。これは日本の地熱エネルギーのポテンシャルからすれば、約1%しか生かせていない」という。

「実は日本は、アメリカ、インドネシアに次ぐ世界第3位の地熱大国なんです。地熱資源は国によって大きな違いがありますが、100を超える活火山を抱える日本は、発電に利用する蒸気のもととなる熱水が地下に多く存在する。そのポテンシャルを電力に換算すると4240万kW。これは原発42基分に相当するんです」(村岡教授)

さらに、この発電量は飛躍的に伸びる可能性があるという。

「現在、再生可能エネルギーとしての地熱の可能性に気づいた世界各国はEGSという新技術の開発にしのぎを削っているのですが、この技術が実用化されれば、日本の地熱発電ポテンシャルは1億1940万kW。これは原発119基分にも上るのです」

それが本当なら、現在、日本にある原発54基の2倍以上の発電量が、この地熱発電で稼げるわけだ。

「EGSというのは、従来の地熱開発より深い地下5kmくらいまで掘り進み、岩盤の間に隙間を空けて水を注入する。そして人工的に熱水たまりを作り、そこから立ち上る蒸気で発電しようというものです。深く掘れば掘るほど地中の温度は上昇する。この方法なら、日本ほど地下に豊富な熱水がない国でも地熱発電が可能になります。この技術は今後5~10年で実用化されるとみられています」(村岡教授)

EGSが実用化されれば、ポスト原発を担う再エネを模索する日本において、地熱発電の存在感はますます高まるに違いない。

(取材・文/戎小次郎)




●太陽光、風力、地熱、バイオマス。“脱”原発を担う自然エネルギーの可能性と問題点[2011年05月04日]
4月20日、ソフトバンクの孫正義社長が、日本のエネルギー政策について提言する「自然エネルギー財団」を設立すると発表した。同財団では、世界から100人の科学者を招き、再生可能エネルギーを軸とした研究発表やエネルギー政策の提言をしてもらうとしており、日本における自然エネルギー発電の推進が期待されている。

しかし、ひと言で「自然エネルギー」と言っても、その方法は実に様々。以下にその代表的な例を紹介しよう。

●「太陽光発電」
総電力の1%以下、住宅用太陽光発電パネルも普及率は3%以下と、まだまだ定着したとは言いがたい。しかし、そのポテンシャルは相当大きいと考えられる。日本は太陽光発電開発のトップランナーだったが、2005年に補助金制度が廃止になってから伸び悩み、2009年に同制度が復活したことで急伸。今後は普及によってコストがさらに下がるものと見られている。

●「風力発電」
風力発電は世界的な自然エネルギー普及の牽引役だ。ドイツでは総電力量の16%が自然エネルギーだが、そのなかでも風力発電は7%と高い数値を占めている。一方で、日本では台風に耐えうる風車を造らなければならないため高コストであることや、建設に必要な平地の確保が困難であることなどが原因で普及率は低い。新設容量は世界18位で、1位の中国の約75分の1と大きく差をつけられている。

●「地熱発電」
火山活動による熱から発せられる蒸気によってタービンを回し発電。化石燃料を使用しないクリーンエネルギーとして注目されているが、環境エネルギー政策研究所が発行した『自然エネルギー白書2010』によると、建設費が高い割に収益性が低いことや、温泉業者との軋轢、地熱資源を有する自然公園内での新規開発が許されないことなど弊害が多く、開発は低迷しているそうだ。

●「バイオマス発電」
木くずや燃えるゴミなどを燃焼する際の熱を利用して行なう発電方式。バイオマスは有機体なので二酸化炭素を排出するが、それと同じ量の二酸化炭素を吸収しているためプラスマイナスゼロ(カーボンニュートラル)なのだという理論のもと、地球環境に悪影響がないエネルギーとして利用されている。2008年の累積導入量は約313万キロリットルで、1990年比約7.5倍に増えており、現在も急速に伸びている。

これら自然エネルギーは、大きな潜在能力がある一方で、「電力供給の安定性が低い」「コストが高い」などの課題は少なくない。しかし、“脱”原発の声が高まる今、無関心ではいられない。

(取材/横田 一)





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Posted by クラフト at 08:03│Comments(1)地球環境
この記事へのコメント
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Posted by 時計偽物 at 2012年10月09日 15:41
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